「キューブ型ランドセル」と「学習院型ランドセル」の違いやそれぞれのメリット・デメリットは?対応しているメーカーもご紹介

最近のランドセルは「キューブ型」と「学習院型」の2種類に分けて見られるようになってきました。

ちなみに、昔からあるランドセルの形が「学習院型」のランドセルで、新しく定着してきたのが「キューブ型(スクエア型)」のランドセルです。

日本で学校に「ランドセル」を初めて導入したのは、学習院初等科(小学校)だと言われています。そのような背景もあって、昔からのランドセルは「学習院型」と呼ばれます。

この記事では「学習院型」と「キューブ型」の違いと、それぞれのメリット・デメリット、対応しているメーカーの一覧をご紹介します。

 

 

ランドセルの形「キューブ型」と「学習院型」の違い

「キューブ型」と「学習院型」の大きな違いは、「ヘリ巻き」があるかないかです。

「学習院型」は、大マチ(サイド)と背当てを縫い合わせた部分(縫い代)に出っ張りができています。この出っ張りは「ヘリ巻き」と呼ばれています。

「キューブ型」には、「ヘリ巻き」がありません。

これにより、キューブ型のほうがへり巻きがない分(約2cm)コンパクトになります。

 

「学習院型」のメリット・デメリット

「学習院型」のメリットは、「ヘリ巻き」がある分だけ耐久性があると言われています。

元気な男の子の場合は、頑丈な学習院型のランドセルがオススメかもしれません。

 

ただし、「ヘリ巻き」はデメリットにもなってしまいます。

それは出っ張りの分だけ外寸のほうに幅が取られてしまうということです。

小学校によっては授業中ランドセルをランドセルラックに収納して授業をうけることもありますが、その棚が昔のランドセルのサイズの場合があります。

A4フラットファイル対応の「学習院型ランドセル」だと、「ヘリ巻き」の分が大きすぎて棚に収まらない可能性もあり得るのです。

 

「キューブ型」のメリット・デメリット

「キューブ型」のメリットは、「ヘリ巻き」がない分だけ、内寸のサイズを広くすることができるところです。

「学習院型」と比較すると、「学習院型」のA4クリアファイル対応のランドセルと同じ外寸で、「キューブ型」はA4フラットファイルまで収納することができるサイズになります。

「キューブ型」のデメリットについては、「ヘリ巻き」がないため「学習院型」に比べて耐久性が若干劣るということです。

しかし、これについては実証されておらず、「学習院型」よりどれくらい耐久が劣るのか具体的な数字があるわけではありません。

 

 

キューブ型ランドセルが増えてきたわけ

なぜ近年はキューブ型が増えてきているのでしょうか?

それは最近の教科書のサイズが大きくなったことや学習プリントなどにA4フラットファイルが使われるようになったことが大きな理由です。

私達が小学生の頃の教科書はB5ノートサイズの小さな教科書が主流でしたが、現在はA4ノートサイズが使わるようになりました。

そこにさらにA4クリアファイルやA4フラットファイルが使われるようになったため、そのままではランドセルに収めることができず、ランドセルの収納なるべく小さい外寸で、大容量を求める声が多いからでしょう。サイズを大きくする必要があったわけです。

こういった理由から見た目の大きさ(外寸)はそのままに、中の容量を大きくしたキューブ型のランドセルが増えてきたのです。

A4クリアフィアル対応のランドセルとA4フラットファイル対応ランドセルの詳しい違いは次の記事をご覧ください。

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ランドセルの形(学習院型・キューブ型)でメーカーを選ぶ

最近はキューブ型ランドセルの人気が高まっています。なるべく小さい外寸で、大容量を求める声が多いからでしょう。

カバンのフジタのようにすべてのモデルがキューブ型のメーカーもありますし、たくさんあるモデルのうち何種類かをキューブ型に採用しているメーカーも増えてきています。

どのメーカーにするかを選ぶ時、ランドセルの形状から探してみるのも一つの方法です。

当サイトで紹介しているメーカーを学習院型とキューブ型に分けてみましたので、よろしければ参考にしてください。

まとめ

「学習院型」の名前は、ランドセルを最初に導入した「学習院初等科」に由来しています。

「学習院型ランドセル」は昔からのランドセルの形で、「ヘリまき」がある分、耐久性に優れています。

一方、ヘリ巻きの分どうしても大きめのサイズになりがちです。

小柄なタイプの子の場合は、背負ったときにやや大きく感じられてしまうことがあるかもしれません。

 

「キューブ型ランドセル」は最近増えてきたランドセルの形で、「ヘリまき」がない分、外寸ギリギリまで容量を広げることができます。

大きさも学習院型より小さいので、体の小さな女の子に向いているといえるでしょう。

 

メーカーにより取り扱ってない場合もあるので、カタログなどで事前にしっかり確認しておきましょう。

 

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